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19枚目:D.ハザウェイ

WHATSMAN@NNN
イェー。調子は?

今日は、またも外注。
日刊はマジできついから、
外注を多用する。
っていうか、タイフーン。
ええ加減、あげろ。
クソっ。

で、外注先。
落札業者は、高校時代のマイメン、

漢坊。

先日、アイズレーを書いてもらったばっかだが、
あれも暇なんで、書かすしかねえ。
ってことで、一枚のレコ外注編。

「LIVE」@ダニー・ハザウェイ

今回は、がっちしこの一枚だけを紹介。
激チェキだ。

(以下、漢坊)
******************

1枚のレコ番外編
ダニーハザウェイ/Live
donny

まずジャケをながめる。
遠くから眺める。近くで凝視する。
角度を変えてみる。裏ジャケも満遍なく。

「う~ん・・・・・・素晴らしい」(@胸中)

今更ながらMADE IN GERMANY であることに気づくが
別にコレクターでもないので関係ねえ。
ダニーの横顔(@陶酔)。
「してやったり」の後に出る顔って言われとる。

ジャケから音、匂い、汗、
ハンドクラップ、歓声、、、
当時のLiveの雰囲気がまじで伝わってくる。
A面はLA,ハリウッドのトルバドール、
B面はCurtisやIsleyのLiveと同会場のNYビターエンド。
ちなみに裏ジャケの会場がビターエンドらしい。

このアルバムの素晴らしさは,
わたくしめ(@士郎)ごときでは
文章や言葉(@筆舌)では
語りつくせないことは百も承知。
が、かくしかねえ。

手を出すのは身震い(@縞馬)すらするが、
Whatsmanからの恐ろしいほどの催促に
カンズメ(@治虫)状態で原稿をあげる,

もちろん頭にはベレー帽(@治虫)、
じゃなくて鳥打帽(ハンチング@ダニー)か?

このアルバムは、
ダニーの才能,時代,場所,
オーディエンス,すべてが力を貸したケミストリー。
奇跡としか言いようが無い。
聞かずに死ぬと後悔する。
100年に1枚のレコ。イチロー級。当然独断。
老若男女,春夏秋冬,海山川,
田舎都会,昼夜,場所,時間をとわずキマル。

確かBooとかもFavoriteにあげてた。
また、DJ JIN(@ライムスター)も
ALL TIME BESTの一枚に上げてた気がする。
歌うたい,音楽に携わる者としては、
「たまるかっ」(@竜馬)ってところか。
すべての音楽好きに愛されるLP。
嫌いと言う人はまずいないでしょう。

この当時のダニー,若干26歳。
だれもが末恐ろしいと思うが、
YURAくんも書いているように
‘79年1月13日に33歳で死去。
(サムクックも33歳だったな・・・)。

奥さん(@レイラ・ハザウェイの母)が
「最後の数年間,あの人は何かの不安にみまわれていました。
それが何であったのか,本当のところはわかりませんでしたが,
そのことがあの人の性格も変えてしまったのです」
と語っている。
「Everything Is Everything」
(新しきソウルの光と道)でデビュー。
まさにニューソウルの窓を開き(@七夕の日),
「Extension Of A Man」(愛と自由を求めて)で
黒人開放の現状と
自分の中の信仰心のハザマの世界で藻掻き(@ベルセルク),
ロバータフラックとの共演アルバム製作中に
ホテルの15階から窓の外へ。投身自殺。

73年の
「Extension Of A Man」(愛と自由を求めて)
を発表後は苦悩とノイローゼからか
活動が鈍くなったダニーではあるが、
このLiveはそれ以前の怖いものなし,
伸び伸び歌うダニーがいる。

以下ざっと収録曲紹介。

1. What's Goin' On
オリジナルはもちろんマービン・ゲイ。
マービン・ゲイのバージョンを
何百回と聞いていた後に聞いたので
初めて聞き始めたときは
歌いまわしにちょっと違和感
LIKE 漫画がアニメ化されたとき、
声優の声に違和感を感じるようなもの
を感じたが,ダニーによるエレピの間奏も素晴らしい名演。
ダニーのボーカルはグルーヴ感が最高。
いいVibesが伝わってくる。
この時点で完全にやられる。


2. The Ghetto
ダニー・ハザウェイのオリジナル。
いわずと知れたダニーの代表曲。
パーカッションにコンガを追加したラテンファンク。
オールドマナーにそったソウルが好きな
コアなソウルフリークからの評価はわからないが、
ノリ、リズムが最高。
はじめの「ウ~ウウ~」の時点で完全にキマル。
観客のハンドクラップがハンパない。
ピアノも隙がまったく無い。
ソロとかもめっさ(@笑い飯)グルーヴィー。
アール・ディロウィンのコンガソロも素晴らしい。
観客との掛け合いも凄いものがある。
ブラックミュージック史上に残る
名演であることは、間違いない(@長井)。

確か4~5年前に
George Bensonが
「The Ghetto/Elbario」
というカバーを出していた。
ラテン/ジャズ色がかなり強いが
その出来も素晴らしかったので
気になる人はチェックしてみては。
(CDではジャイルスピーターソンのMixに収録があったと思う。)


3 Hey Girl
バンドのコンガ奏者アール・ディロウィンが作曲。
この曲も素晴らしい。
ミディアムテンポでダニーがしっかりと聞かす。
観客を酔わす。アレンジも秀逸。


4. You've Got A Friend
キャロル・キングが作曲。
ジェームス・テイラーのヒットで知られる。
サビでは観客と一体となって歌いあげる。
キャロルはいい曲書くよな。
ダニーにとっては白も黒も関係ねえってところか。
村上ポンタ秀一(名ドラマー@堂本兄弟)が
当時NYでレコーディング中に紹介された女性と
Liveを見に行って
観客が歌いあげていてあせっていたら,
「これ私の曲」@その女
といわれ何言ってんだこの女と思っていたら,
実はその女性がなんとキャロル。
ステージ上はダニーだったという逸話もある
といわれとるっていうかポンタが自分でいっとるので多分ホント。
A面はここまで。@LA,ハリウッドのトルバドール。

でB面。

5.Little Ghetto Boy
アール・ディロウィンとギターのマイク・ハワードとの共作。
原曲はサントラ
「Come Back, Charleston Blue」に収録
(@ダニー×クインシー・ジョーンズ)。
映画はかなりの駄作(邦題@「ハーレム愚連隊」)
「Cotton Comes To Harlem」の続編らしい。
映画の内容とは関係なく,
曲は素晴らしい。
「The Ghetto」「LOVE LOVE LOVE」
に並ぶダニーの代表曲だろう。

6. We're Still Friends
せっつね~。ここら辺は観客も聞き入っとる。

7. Jealous Guy
ジョンレノン「Imagine」収録のカバー。
アルクーパーとか,
この曲とか懐の深さを感じる。
でもダニーが歌うと
元曲がソウルじゃなくても
ダニー色がでていい曲になる
まさに本歌どり(@美味しんぼ)。
そこら辺のカバーとは一味違う。
話はかわるが,
カバーといえばカバーズ(@RC)。
余談ではあるが中坊の頃、
人生ではじめて買ったCD(@田口商店)。
ちなみにそのころは
CDラジカセを買う予定というだけで
プレイヤーを持っていなかった。
WHATSMAN次はLIVEつながりで
「ティアーズ オブ ア クラウン」(@クラッシック)か?

8.Voices Inside (Everything Is Everything)
ここまでのダニーの名演を支えた
メンバーの紹介を兼ねたインストナンバー。
グルーヴィーとは正にこのこと。
演奏が素晴らしい。
みなさん余裕にあふれたプレイ。
ダニーはプレイヤーとしても一流。
特にオルガンがめっさ(@笑い飯)グルーヴィー。
この曲はFUNKやね。
関係ないが最近オルガンの音にはまっとる。
ブライアンオーガー最高!
このレコード,LIVEがいつまでも続いてほしい,
終わって欲しくないという感じが聞くたびにする。
ほんっといつまで聞いていても飽きない。
そういえばローリンの1stにも
Everything Is Everythingってあったな。
英語には詳しくないが
アフリカンアメリカンには特別な言葉なのか?
邦題は昨日も書いたが
「新しきソウルの光と道」。
意訳か?
この邦題は珍しく素晴らしいかっこええ。
BETWEEN THE SHEETSのシルクの夜とはわけが違う。

以上駆け足で紹介。
兎にも角にもいいアルバムなので買って損はないし,
飾って毎日拝んだら歌がうまくなるかもしれん。
ちなみに、小池栄子は
タイで写真集が拝まれているといわれとる。
釈迦顔ってことらしい。
まじで知るかっだろうが、
拝むしかねえ。

今年になり未発表テイク等を入れた
Donny Hathawayの
「These Songs For You Live」も
発売されているのでチェックしてみては。

なんにしてもダニー
(A.K.A To Be Young Gifted And Black)
は死ぬのが早すぎた。
毎年1月13日には
みんなでハンチングをかぶって、
ダニーの曲に酔いしれる
追悼イベントを企画してくれ>WHATSMAN


****************

WHATSMAN@NNN
バッカゲン。
だいたい、漢坊が書いてるから、
特に書くこともいまねえが、
気が付いたら、
書き足す。
そうえいば、
B面の頭、LITTLE GETTO BOYは
マイクロフォンペイジャーがネタで使ってたはず。
曲名はわすれた。

兎にも角にも、
漢坊に感謝。
ビッグシャリラー。

そんなところ。
ピース。


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